2008年4月25日金曜日

Software Design 2008/5月号に「統合監視ツールZABBIX【前編】」を書きました

遅くなりましたが、4/18発売のSoftware Design 2008/5月号に「統合監視ツールZABBIX【前編】」を書きました。

ちなみに、目次は以下のようになっています。

  • はじめに
  • 統合監視ソフトウェア「ZABBIX」とは
  • 想定する環境
  • ZABBIXサーバのインストールと初期設定
  • ZABBIXエージェントのインストールと起動
  • 初期設定
  • 監視対象と監視項目の追加
  • アラート通知の設定
  • グラフ、マップの作成
  • まとめ
  • 次回は

ZABBIX 1.4系のインストールの記事はこれが初めてなので参考にして頂ければと思います。

2008年4月19日土曜日

Missing Sync for Woindows Mobile を使ってLeopardとX01HTを同期する

Mac OS X Leopardと会社から支給されているX01HT (Windows Mobile 5)のデータを同期できないかと、Missing Sync for Windows Mobile 4.02のデモ版をインストールしてみたのですが、X01HTを接続しても以下のような表示で止まってしまい、うまくデバイスを認識してくれませんでした。

ファイアーウォールのログを見てみると、以下の文字列が出力されています。

Firewall[60]: Deny Missing Sync Lis connecting from 192.168.206.206:1188 uid = 0 proto=6

いろいろと調べてみたところ、Missing Sync <-> デバイス間の通信はIPネットワークによる通信をしているらしく、Leopardのファイアーウォール設定が Set access for specific services and applications の設定になっているとブロックされてしまうようです。

同期するためだけにファイアーウォールをすべて許可設定にするのもセキュリティ上問題がありますし、同期のたびにファイアーウォールの設定を変更するのも面倒なので、ファイアーウォールの設定に/Applications/Missing Sync for Windows Mobile/Missing Sync for Windows Mobile.appを追加してみたのですが、これだけだとうまく通信ができないようです。

いろいろと試行錯誤した結果、最終的には以下のように設定して無事動作しました。

  1. System Preference -> Security -> Firewall を開く
  2. Set access for specific services andapplications を選択する
  3. 「+」ボタンをクリックする
  4. /Applications/Missing Sync for Windows Mobile/Missing Sync for Windows Mobile.app を選択して「Add」をクリックする
  5. 再度「+」ボタンをクリックし、/Library/Application Support/Missing Sync for Windows Mobile/Missing Sync WM Monitor.app 選択して「Add」をクリックする
  6. 再度「+」ボタンをクリックし、Shift + Command + G を押して、Go to the folderダイアログを出す
  7. Go to the folderダイアログに「/Library/Application Support/Missing Sync for Windows Mobile/Missing Sync WM Monitor.app/Contents/SharedSupport」と入力して「Go」をクリックする
  8. Missing Sync Listener.appを選択して「Add」をクリックする
  9. Mac OS Xを再起動する

2008年4月11日金曜日

MacOS XのApacheを起動する

MacOS Xには標準でApacheがインストールされています。デフォルトではOFFになっているわけですが、最近とあることでローカルにhttpdを起動させる必要がでてきたため、メモついでに書いておきます。

注: 私は言語を英語に設定しているので、メニューなども英語です。日本語のメニューの人は(普通そうだと思いますが)相当するメニューに読み替えてください

  1. System Preferences -> Sharingを開く
  2. Web Sharingにチェックを入れる

これでApacheが起動し、Mac起動時も自動でApacheが起動するようになります。

ただ、このままだと外部からもWebアクセスが許可されているためセキュリティ的に問題もあります。場合によってはローカルからのみ閲覧できれば良いという場合もあると思います。

その場合、/etc/apache2/httpd.confの以下の行を修正します。

Listen 80
↓
Listen 127.0.0.1:80

Apacheの再起動は以下のようにします。

sudo apachectl restart

これで設定が読み込み直され、ローカルからのみWebアクセスが可能になります。ブラウザからhttp://localhost/と入力することでアクセスすることができます。また、デフォルトでhttp://localhost/~<ユーザ名>でユーザのホームディレクトリにあるSitesディレクトリの下が公開されるようになっています。

2008年4月1日火曜日

ThinkIT連載「オープンソース統合監視ツール導入指南」の執筆後記

昨日になりますが、私が執筆したThinkIT連載: オープンソース統合監視ツール導入指南の最終回が公開されました。

今回の連載は諸処の事情により途中で執筆が遅れてしまい、記事を待って頂いていた方々(いるのか?)にはご迷惑をおかけしました。

正直なところ、今回の連載は評価の切り口で結構悩みました。単純に機能を比較するだけならば、実際に使ってみて○×をつければ良いだけですが、読者が望んでいるであろう「で、実際のところどうなの?」という結論を論理的に説明するには、ZABBIX以外の統合監視ソフトウェアに対する知識や経験値の不足を感じるところが多かったように思っています。

そういった悩みというか迷いがあり、自分ではどうも歯切れの悪い結論になってしまったように感じています。今回の連載を自己採点するならば、30点といったとことでしょうか。まだまだ勉強することはたくさんあるなぁと改めて感じさせられた連載でした。

とはいえ、比較を行ったこと自体は良かったと思っています。記事の最終回にも書いていますが、ZABBIX-JP比較結果のまとめを公開しているのでご参考ください。こういった資料はまだまだ少ないので今後も増やしていきたいですね。

ThinkITの記事を読まれた方のうちこのブログの存在に気づく方は少ないと思うのですが、この連載へのご意見などがあればぜひコメントを頂きたいと思っています。また、ZABBIXのこういうところが知りたい!などの要望もコメント頂ければ、次の記事執筆で実現できるかもしれません。